会話は簡単ではありません。
それは、誰でもできてしまうからです。
誰でもできることとは、一つのやり方が正しいとされているものではなく
様々な形があることで概念が無限に広がっているため、
どうしても複雑で難しくなります。
それでも、誰でも会話は上手くなりたいと願うものです。
でも、会話に良い影響や悪い影響を与えることなどを、
わざわざどこかから習ってきてまでして上手くなろうとはしないですよね。
それだけ、日頃から意識を持って取り組むことがない物事だったりします。
ただ、ちょっとしたことをちゃんと意識していくだけでも
会話は不思議と上手になり、凄い効果を生むことに繋げられるのですが、
これが会話の場合では、上手になるためのテクニックを磨くのではなく、
マイナスとなる要素を排除していった方が上手になっていけるのです。
では、そのマイナスとなる要素とは一体どういうものなのか。
今回はその要素を排除できるようになるために大切な、
5つのことをお伝えしていきたいと思います。
楽しい会話とは、相手が話しやすいと思える環境を作り出せるかどうかで決まる
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会話では誰でも、自分自身が主役となりたがります。
それは悪いことではなく普通のことなんですが、
本当に主役となりちゃんと会話を育ませながら、自分の言いたいことや自分の存在自体を相手に届かせ、
評価を得たり、感銘を与えたり、絆を結びたいのであれば、
自分が一度脇役の立場となって、会話の主導権を先に相手に与えないと、
会話の中での本当の主役にはなれないようになっています。
要は、相手の気持ちが自分の方へフォーカスしてくれるまでには、
相手が会話での充実感や達成感を得ることができてから初めて、
ようやく自分のことに興味や関心を持って話を聴いてくれるようになるからです。
なので前提として、相手の話を聴いてあげることから始め、
それからだんだんと自分のことを絡ませていきつつ話をし、
話題が自分のことになってからいよいよ、本当の主役となれるのが正しいステップです。
そして、それまでの会話で特に気を付けておかないといけないことがあります。
それは、会話での姿勢や態度です。
話は、ただ話したり聴いたりしているだけで成り立っているものではありません。
会話中の相手は、視覚に入ってくるしぐさ・態度・姿勢・目線も感じながら話したり聴いたりしているので、
この視覚からの情報も、気持ちのフォーカスに大きく関係してきます。
例えば、電話やメールなどの動く姿が観えない媒体で会話をした時では、
話しにくさを感じたりしませんか?
それくらい、会話は目でも聴こうとするものです。
あとは、話し手聴き手が変わるトークのタイミングなど動作も、シビアに感じるものです。
なので、会話とは本当は、ある程度の設定を用いてから進める必要があるんです。
相手が話しづらくなってしまう時の大きな5つの原因とは
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このように会話においては、先ずは聴く能力を高めることが大切となります。
こうなることによって、会話では「相手が話しやすい環境を作れる人」になることが大切です。
私達はとにかく、相手が話しづらい環境を知らず知らずのうちに作ってしまいがちです。
その話しづらい環境を生み出してしまう原因とは、大きく分けてこの5つとなります。
神経質だと感じる振る舞い
話をしていたり聴いていたりする途中に、
- 髪の毛をいじり続ける
- スマホを何度も確認する
- 貧乏ゆすりなど落ち着きのないしぐさをとる
などの行為を見かけてしまうと、相手は結構敏感に
その行為が気になりだしては、話に力が入らなくなります。
他にも、何かを気にして他に目線をそらされていたり、
他の会話が聴こえる方へ時々振り向いたりされると、
話していても伝わりづらいと、目から入った情報で判断してしまうことになり、
その影響は通常より大きなものとなってしまいます。
会話は耳ばかりではなく、目でも聴いているので、
映る姿やしぐさによっていとも簡単に話しづらくなってしまうため、
特に気を付けなければなりません。
心を通わせようと意識していない様
これは細かな部分のこととなるので少し難しいのですが、
会話の内容をしっかりと聴いていなかったり、
話題があっちこっちに行ったりする会話をすると、
相手は「この人とは心が通わないような気がする」と、
直感でそう感じてしまいます。
そう思ってしまってからの会話では、中身がだんだんとすり減って行き、
そして話にボリュームが無くなっていってしまいます。
逆に、話の節々にしっかりと「うん」「そうだね」のような相槌を入れて会話をしてくれたり、
最後まで内容を聞いた上で質問や感想や自分の場合の事例を話してくれる人に対しては、
気持ちや心が通じ合えると感じ、好意が生まれます。
その結果、話はどんどん盛り上がっていきます。
そして、このように会話をするためには、案外
意識しないとできなかったりするものなのです。
そのシンプルな方法は、心を通わせようと意識するだけのこと。
やはり会話は理屈よりも、気持ちです。
それは不思議と相手に伝わるのです。
優位に立とうとする態度
相手の話を聞きながら、自分の方が優れている部分を探し、
無意識に自分の立場を決めようとする態度です。
- 甲乙つけるような会話をしたり
- どちらが優れているのか決定づけたり
- 相手の欠点を指摘したり
会話の中で白か黒かを表現しようとします。
お分かりの通り、双方が進んで行う会話とは、
このような断定的な会話の中身は求めていないはずです。
ですが、だんだんとそのような会話の中身に発展してしまうパターンは
この態度を持つ人によって生まれてしまいます。
元々は望んでいないのに、会話がそう発展してしまう原因は、
優劣や甲乙の評価をしたがる人の会話特性によってもたらされてしまうのです。
頼んでもないのに知らず知らずに決めつけられているように感じて行けば、
どんな人でもその会話は楽しいと感じられなくなるものでしょう。
偉そうな態度
自分の考えや経験から会話内容に自信があるとき、人は
- 腕を組んだり
- 足を組んだり
- 頭の後ろで手を組んだり
と、自分を大きく見せる態度をとります。
これが全て良くないわけではないのですが、どちらかと言えば
やはり相手に伝わる印象は良いと言えるものではありません。
マウントが取られている様を観ながらでは、誰だって心から
自分の言いたいことをストレスなく話せることは難しいものです。
この態度はどちらかというと、相手が話しづらくなるというより、
自分が話しやすくなると言った方がいいでしょう。
相手の話を聞いたら、それをネタに自分の話をしようと
構えている心理が表に出ているからです。
攻撃的に感じる姿勢
これは意外にも、気づかずにしてしまっていることがあるかもしれません。
- 途中で口を挟んで意見を言う
- 眉間にしわを寄せた表情をする
- どこかを手や指で叩いたりして途中に音を入れる
このような姿勢を取りながら会話をすると、相手にはどうしても攻撃的な反応であると認識されてしまいます。
思えば確かに、このような姿勢を取っている時の会話とは、
説教や反発をしている内容だと思います。
本来、説教や反発は怒りが込められている行動なので、
相手は構えて話を聞くようになり、
結論、会話内容からしても何一つ望んだ結果は生まれないものです。
逆に日頃からこのような姿勢やしぐさを取っている気がする場合、
物事が裏目に出てしまうデメリットがあるため、
自分は攻撃体質であると肝に銘じ、自身の癖を見直すことが必要かもしれません。
会話で関係を育みたいなら、会話の中身に上下や勝ち負けという概念が入らないようにすること
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私達がなぜ、わざわざ相手が話しづらい態度をとってしまうのかというと、
会話を、上下や勝ち負けを決める場にしてしまうからです。
けど本当は、誰もがそんなことを話そうと思って会話を始めるつもりではないと思います。
ですが、前回までの記事でもお伝えした通りで、
人は誰でも自分のことを話したいことから会話をとるため
しっかりとした聴き手がほぼほぼ存在しないことになり、
話し手ばかりで会話をしていることから、自分と相手をぶつけていくことに転じていくのです。
だから、会話には意識が必要で、お互いが気持ちをもちながら
進めていくことが大切となるのです。
その時に、会話が情報交換や触れ合いの場であることを意識して進めていき、
優劣的な概念を入れないようにしていれば、
会話で関係を深められる効果は急激に現れます。
とにかく、会話は二極化を超えたところから、
本当の会話が生まれ始めるということです。
まとめ:すべては物事の二極化から抜け出して会話をすれば良い
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会話を通してお互いが協力できる関係を築き、大きな力を生み出したいのであれば、
どちらがどうだとかの、YESかNOかの会話から抜け出して、
お互いが同じラインに居ることを伝えるようなイメージで、
色々な立場と位置で話をしていきましょう。
そのためには、しっかりとした聴き手になるという意識も
同時に持ってみてください。
聴き手になることを意識していれば、評価じみた内容の会話が自然と嫌になって行くはずです。
そして、会話をよく聴くようにしていれば、相手から話される話の内容に評価が入っていると、
その部分がよく目立つようになるものです。
なので会話はよく聴きながら、聴かされた後の自分も気持ちも併せて確かめてみて、
二極化された会話の心地悪さを噛みしめてみるのがいいでしょう。
思えば、みんなを平等に見て褒めたり感謝したりしながら会話を進めている時では、
会話を通して色々な意見がどんどん生まれ、創造性をもたらし、クリエイティヴな会話となっていき、
いつまでも飽きない楽しめる会話となっては、画期的なアイデアが誕生することがあります。
確かに、経営者同士が集まって会話をしている場なんかでは、
優劣が交錯するような話の内容を聴いたことがありません。
このように、常に成長を求めながら人生をたくましく歩んでいる人達の間では、
こんなにも生産性の生まれない会話は、無意識に排除されているのでしょう。
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