【給付金を運用する!?】それって正しい判断なの?それともそのまま貯蓄しておくべき?

お金を知る


最近は、新型コロナウイルスの感染者が
三たび増加していますね。

特効薬もワクチンも未だリリースされていない現状の中、

まだまだ不安な日々を送るのかと思うと、

さすがに勘弁して欲しいものです。

そして、第1波の発生時点で発令された経済政策の、

特別定額給付金や持続化給付金を、

国民や企業が受け取って来たわけなのですが、

これだけでは足りなくて、生活は元より、

事業や経営へのダメージが未だに続いているのが現状です。

そのため会社や起業家は、銀行を通して、
国が特別に支援する形の融資制度を利用して、

今を生き繋ぐためのまとまった事業資金を
借り入れたり借り換えたりしては、

終息までの間を必死に営んで行くように
取り組んでいると思います。

そんな中、こんな話を少し相談されたので、
適切な処方とはいかなるものなのか、

私の考えも添えながら、
そのお話をしたいと思います。


新型コロナウイルスの経済対策でもらった給付金や融資ってどうしていますか?


さて、いざ受け取ったこの、まとまった資金なんですが、

金額が金額なだけに、どのように活用して行くのが適切なのでしょうか?

特別定額給付金は10万円という、支援策の中では比較的少額で、

これは新型コロナウイルスの影響によって

滞ってしまった消費行動を促進するためのものでした。

よってこの給付金は、急に悪化した経済を早速に改善する意図で考えられ、

早いうちに使われることを目的として給付されました。

なので多くの方が、不足する生活費の補完として使用したり、

預貯金を利用して貯蓄しているのではないかと思います。

特別定額給付金はそれでいいと思います。

私も、そのようにしました。

そして、比較的多額となる持続化給付金や、巨額な場合もある特別融資ですが、

これらの資金を受けとった方は、まずはこれからどのくらいコロナ禍が続き、

それによる経営難が続いて行くのかを考慮して、

どちらかと言えば運転資金としてそのまま置いている方がほとんどではないでしょうか。

こちらも、自ずとそうされるものだと思います。

しかし意外にも、今回の相談の中では
このようなアクティブな意見まで出てきました。

それは、「そのまとまったお金を、投資するのはどうか。」
という意見です。

そう、資産運用するという選択肢です。


給付金や融資金を資産運用するって、大丈夫?


新型コロナウイルスの影響によって
現在も経営状況が非常に大変で、

受け取った給付金や借り入れた融資金が
2〜3年で底を尽きてしまいそうな現況であれば、

確かにその場合ではその資金を
資産運用に回すことはしないほうがいいわけなのですが、

今の手元のまとまったお金を取り崩して経営しながらも、

売上がそれなりに出ている状態である場合は、

利率の良い金融商品に投資し運用することで、


3年以内に金利での利益が潤沢に見込めると判断できるのであれば、

投資し運用することもオススメできます


いわゆる、「預け替え」です。

元本割れのない金融商品を利用する場合であれば、

向こう3年から5年の間、その期間で解約払戻金の戻り率が100%を超える、

利率の高い保険などを思い切って利用し、この資金を増やしておいてもいいと思いますし、

短期間のうちに運用益を出したいのであれば、

変動リスクがありながらも短期的に大きな利回りも見込める、

投資信託や変額保険などの、配当金や分配金を受け取れる金融商品を利用して

運用することも選択できます。

金利の力でお金を増やして、減った分を補うのはどうだろうか?ということです。


金利の力を利用するとこうなる


受け取った給付金は、そのまま置いておけば減りませんが、

売上が前年度に比べて50%以上減ってしまったことへの

救済としてもらったお金だということを考えれば、

そのお金は、取り崩しながら使っていった時は、減りますよね。

そして、借り入れた融資金は、何年間か返済を据え置いて、

その後に低金利や無利息で返済が開始されるとなれば、

このお金も、取り崩し使用しながら且つ、

返していかなければなりません。

あとこの何年間かの間に、新型コロナウイルスの影響が緩んでは、

経済や景気が元通りになり、経営も安定を取り戻す時が来れば、

それからの売上で今までの負債を精算していけばいいのですが、

そう上手く回復するのかが、実際のところ誰にもわかりません。

そのことから、まとまって受け取った新型コロナウイルス支援策でのお金は、

かなりの勢いで使用し無くなっていく用での資金として

給付や融資がなされているものではないことが前提なので、


年一や半年一で出資配当金が支払われるタイプのものや

3年以内の短期運用ができるタイプのもので運用をしながら、

マイナス(赤字)部分を、金利の力を用いて増やした利益で、

カバーしながら営むことだっていいと思うのです。


もちろん、元本保証が無いことだって大いにあるのですが。。

このように、お金は、金利の力に注目して動かすことが大切です。

置いておくより、世の中に流す。

そしてまた、お金が戻ってくる時には、
お礼で、お金が増えて返ってくる。


この原則を利用するのです。

この、世の中にお金を流す行為を言い換えると、
資産運用っていいますよね?

こちらの記事には、その大切さを
預金・貯金に例えて伝えているので、
一度チェックしてみてください。


今回の相談の中でボソッと、

「コロナの支援制度の特別融資のおかげで、事業ローンが1.43%の金利で借り換えできたから、
その借り入れた融資金で、2.6%の金利で組んでるマイカーローンを完済したんたけど、これってよかった?」

と言っておられたので、

「バッチグーです!」と、伝えておきました。

これも、金利の力ですよね。

今返済しているローンを、今より低い金利のローンに借換をしたのと同じですもんね。


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