【ちょっとまって!】お金を長い間預貯金で貯めていくと、 最後にはどうなるか知っていますか?

お金を知る


皆さんはしっかりと貯金をされていますか?

今のご時世のように、経済が停滞していく中で暮らしていると、

仕事が減って行き生活ができなくなる時が来るのではないかと、ヒヤヒヤしますよね。

そのような事態に陥ることも想定してしまうこのコロナ経済。

持っているお金はなるべく使わないように、
預金や貯金をしておくように、

より一層お金を蓄えようとしている方も
多いのではないでしょうか。

お金を貯めておかないと、お金が無くなってしまう時が来たら大変だと思い、

預金や貯金でただただお金を貯め続けていた場合、

それも大変なことになるって皆さんは知っていましたか


少し大袈裟に伝えてはいますが、その預貯金の額が

長い年月をかけて巨額になって行く場合は、大変です。

お金を守りながら蓄えることができる安全性の高い預貯金が、

なぜ大変なことになる恐れがあるのか、ご説明致します。


お金をそのまま貯めると、貯まるけど減ることがある


これは、預貯金を、普通預金や貯蓄預金、

タンス預金や金庫預金で貯めて行った場合の話なんですが、

最終的にお金が減る可能性があります。

あれ?銀行などで預貯金をしていくと、
貯めれば貯めるほどお金は増えていきますよね。

なのに、減るとはどういうことなのでしょうか

銀行などの預貯金を利用すると、
元本が保障されているため、
本来お金が減ることは無いのですが、

将来、日本はお金の価値が下がる可能性があり、

それが結果的にお金を目減りさせることになるのです

今の日本は、意図的に物価を上昇させようとしていて、

大胆な金融政策を実行しているからです。

その効果を示している、
消費者物価指数というものがあって、
物価の変動を表すベンチマークのことなんですが、

この指数も少しずつ上昇して行っています。

日本は今、年2%をインフレにしようと頑張っているため、

マイナス金利政策を続けています。

この日本が目指している、
1年間で2%インフレにできると、
物価が年2%上昇することになり、

物の値段が上がることになります。

この年2%の物価上昇の数字を
分かりやすく例えるとすれば、

今から5年後にお金が100万円貯まった時に、
5年前に買おうと思ってた100万円の車が、

物は同じ仕様のままなのに110万円になっているのです。
(終価係数を用いて計算する)


預貯金を、普通預金や貯蓄預金、
タンス預金や金庫預金でお金を貯めていくと、

100万円って100万円のままで、
(正しくは¥1,000,398となっている)

買うためにはあと10万円ほど足りなくなっているのです


物の値段が上がるというのは、
物の価値が上がるということで、


金利を上げないということは、
物と比べたら、お金は価値が下がっていることになるのです。


なので、金利というものを活用して、
お金の
質量を確保していくことが大切となります。

積立型の保険や、投資信託などの投資が、

年2%、年3%の金利って謳っているのを見たことがあると思いますが、

このインフレ政策に合わせて上記の商品などを利用すると、

将来の物価に合わせてお金を、お金の価値そのままで、

確保できるということなのです。

この金利というものは、
物価が上がれば金利も上がり、
物価が下がれば金利も下がるので、

連動しているのです


なので安心なのです。

預貯金は貯めた分残っていき、
残高は増えていきますが、

この物価に合わせて貯めたり増やしたりは
金利が無いも等しいため(0.01%台により)
機能を果たせません。

しかもそんな状態で、
結果的に物価が上昇した将来が訪れたら、

お金の残高は減りませんが、
物の値段が上がっているので、
買うためにはお金が足りないので、

結局はお金が減っていることと
同じことになってしまうのです。


物の価値と、お金の価値が
合っていないことになります



インフレに対応できない預貯金、どうしたらいいの?


今の時代、このインフレという物価上昇に対応した、遠い将来へのお金の貯め方は、

積立型の保険を利用するのが一番優れていると思われます

積立型の保険は、預貯金と同じく、
元本が保障されている金融商品です。

そして、商品によっては、
年2〜3%台の金利で運用されるため、
年2%のインフレに対応しています。


ただし、積立型の保険は、
保険料を払い込む期間の途中で解約し換金すると、

基本的に減らされて換金されるので、
中途解約時は元本が割れてしまいます


あくまでも保険という商品の貯蓄機能を利用するので、

商品の仕組みが、将来の用途目的に合わせて運用することを前提にしてあるため、

払い込み満期を将来の用途に合わせて加入し、

払い込みが終わってからお金を受取るように計画することが大切です。

  • 終身型の死亡保険
  • 養老保険
  • 学資保険
  • 個人年金

これらの生命保険商品が貯蓄利用できるものとなっています。

しかし、実はこの保険という商品も、

現在金利が低く設定されている時代でして、

日本国債や日本株式で運用される円建ての商品だと、

インフレに対応できる金利を確保できなくなって来ています


それもそうと、日本の10年国債自体の金利が
0.017%(2020年7月31日現在)と、
預貯金と同じ水準なので、

日本の円建てで資産運用すると、
結局こうなってしまいます。

前述の通り、マイナス金利政策のため、
円は、金利を上げないようにしてあるからなのです。


保険が有利!でも円建てだと不利…結局どうしたらいいの?


なので、為替リスクはありますが、円よりも高い金利が付いている、

外貨建ての生命保険商品を利用するのがいいと思います。

アメリカやオーストラリアのドルを利用すると、

年2%〜3%の金利で運用することが可能となるのです


ここで、為替リスクがあると言いましたが、

満期が来て換金するときには、
ドルから円に交換するため、

為替が円高ドル安になればなるほど、
円を買う時にドルをより沢山払うから、

これまた目減りが発生してしまいます。


ですが、1%未満の金利で複利運用する商品に比べて、

2%以上の金利で複利運用する商品の方が、

その為替による目減りさえカバーできるくらいに、

お金を増やすことができたりするのです


そしてさらに、
物価が上昇すると、
金利が上昇すると、

為替は円安になります。

輸入大国の日本は、
円を払って外貨を買い、
その外貨で買い物して輸入するので、

円より外貨の価値が上がり、
円安となるからです。

正しくは、
輸入物価が上昇するため、
市場金利も上昇するので、

円安となります


ここでお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、

外貨建ての商品は、
将来日本がインフレとなっていけば、
為替での利益まで出るということになります。

このように、日本は円という通貨で
経済や取引を回しているので、

政府がインフレ政策をし、
日本銀行が金利をマイナスにしている限り、

日本国債の金利は引き上げられず、
円は価値が高くない状態になります。

なので、外貨建ての金融商品を上手く活用することも、

今の時代にとって大切なことなのです


外為の知識や情報を取り入れて勉強して、

自分が持っている純資産を運用することは、

投資のようにトレーディングをすることばかりではありません。

近年の日本の経済や、コロナ禍によって
下落する世界の経済を肌で感じる今だからこそ、

本当のお金の知識(マネーリテラシー)を
身につけておいて欲しいと思います



今の時代、お金は勉強をしないと上手く貯まらないのです。


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