「お金は風通しのいいところに置いておかないと腐る」この意味がわかる人っていますか?

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お金は、腐ります。

それは、保管方法(保存方法)によって腐敗が進んだり鮮度を取り戻したりと、中々激変します。

「え?なに意味の分からないことを言ってるの?」と思われたかも知れません。

では、逆に私はこう訊きます。

「この意味が分かる人っていますか?」

もちろん、貨幣や紙幣という物質そのものが腐ることは無いのですが、

その中身である「価値が腐ることがある」と言いたいのです。

正しくは、「風通しのいいところに置いておかないと腐ることがある」ということです。

その前に皆さんは、お金に書いてある金額って実は常に変わっているということを知っていましたか?

これら諸々を踏まえ、何を言っているのか分からないこの話を基に、

今回は、皆さんが知らなかった「お金の性質の秘密」と、

知らなかったことでもう既に受けている「ダメージ」を暴露します。


「お金が腐る」という意味と「お金の風通しがいいところ」とは


まず「お金の風通しがいいところ」とは、個人の銀行口座ではなく、金融市場のことを指します

そして「お金が腐る」という表現の意味は、金融市場ではお金の価値が常に最新で更新されていることから新鮮な状態であるのに対し、

個人の銀行口座では、お金の価値がそのままの状態で置かれているため最新ではなく不衛生であることを表していました。

これは、銀行で預貯金をしていると、金利がほぼほぼ付かないのに対し、

お金を変動金利の金融商品に変えて持っていると、金利が下がることもあるが

逆にバク上がりすることだってあることがそれにあたります。

とにかく、お金の価値は常に動いているのが本当で、

そんな性質を持ってこの世の中に存在しているものをそうさせないでいると、

ダメージ(傷み)が発生する
ということを伝えたいのです


物でもそうだと思いますが、そのまま何もしないで置いておくと、劣化が発生し消耗しますよね。

これと同じで、お金は持っているだけだと劣化や消耗と同じような現象が発生します

そう、価値が下がることがあるのです。

これが、ダメージです。

お金も、常に動かしてやる(流れがある場所に置いておく)ことにより、その鮮度を保たないといけないのものなのです

だから私は、これを「風通し」と言い表したのです。

いわゆる、お金は常にアクションを起こしてやっておかないといけない性質をしているということなんです。

物は置いておくだけだと腐って傷んでいくわけなので、

これがお金の場合では、価値が減っていくということで表現されるわけですね。


1万円は常に1万円ではなかった


お金は金利により、その価値の度合を表していて、その価値は常に変わるものです。

これは、お金は書かれている金額とその価値(本当の金額)が、常に違うということを伝えています。

確かに、どこかに1万円と書いてあるお札は、書いてある通りでいつまで経っても1万円なのかも知れませんが、

これがもし、「はい、ここに1万円と書いてあるお札を、ただいまから2万円で買い取ります!!」という時代が来た場合、それが金融市場で公開されていれば、

金融市場に置かれている色々な1万円札は、自動的に全て2万円へ生まれ変わります。

この「プラス1万円分」が、金利と言われる部分です。

実はお金は、表面に1万円と金額が記載されていても、

経済の中では、中身の価値が変わるようになっているのです。

あなたがもし、「これからは2万円です」ってなったことを知らないで、自分の銀行口座に沢山の1万円をずっと置いていた場合、

世の中の1万円は2万円になっているのに、あなたの1万円は1万円のまま

世の中が「1万円は今2万円です」となったら、今まで1万円で買えていた物も、

それに併せて2万円に価格を引き上げるので、1万円を2枚出さないと買えなくなります。

でも、金融市場にお金を置いていた人は、あなたと違って1万円の中身が2万円になっているので、

1万円を1枚出せば買うことができます。

ですが、あなたは1万円が1万円のままなので、2枚出さないと買うことができなくなります。

こうなった場合、分かりやすく言えば、あなたの1万円の価値は5000円になっていたことと同じになるので、

あなたの預貯金はこの時点で半分減ったことになるのです。

この、「価値が無くなって行った」ことを例え換えるならば、

「お金が腐って行った」ことと同じだと思いませんか?


腐ったという表現からもう少し言い方を良くするとしたら、

消費期限ギリギリとなっているスーパーのお惣菜がタイムセールされていることと、一緒ですよね


金利という威力の凄い存在を味方につけるにはどうすればいいのか


金利は、経済の健康状態を表しているものです。

これは、世の中の景気によって上がり下がりしているものですが、

人間の体温と同じようなものなので、過熱と冷え込みを繰り返します。

ということを考えれば、詳しい説明は割愛しますが、時代の移り変わりによって変わるものなわけだから、

普通に考えると、本来はお金もその移り変わりに対応できる形にして持っておかないといけないわけです。

ということは保有資産も常に最新で更新され「アップデートされ続けている」状態にしておかないと、

時代が変わった時に、「資産をちゃんと保有できていなかった」という結果に陥ることがあるのです


なので、保有している資産は必ず金融市場に出しておき(お金を不動産か有価証券か外為に変えておくこと)、金利の動きと連動させて価値を温存しておくようにしてください。

こうすることとは確かに投資という行為に該当してきますが、それでもこの一つのアクションがどうして大切なのか。

それが上記で述べた、「価値の目減り」というリスクこそ危険なものはないという論

それを唯一回避できることが、現金の証券化だからです

金融市場にお金を投資して資産を保有することとは、金利と複利運用の力によって資産の価値を勝手にどんどんと増幅させられることであり、

それこそが将来の幸せや充実や豊かさにつながることになるため、

私は貯金より投資の方が幸せになる行為だと伝えて行っているわけです


まとめ:投資によって市場でお金を常に動かしておけばいい


いかがでしたか?

「お金が腐る」ということの本当の意味、お分かりいただけたでしょうか?

そして、お金は世の中の動きに乗せて常に動かしておかないと、

お金が本来持っている、その性質から生み出される力が発揮されず、


逆に傷みを発しては影響を起こしてしまうものだということでした。

その影響が、価値の目減り。イコール、動かさなかったことによる保有資産の減少です。

これが自然発生してしまうのです。

要点を簡単にまとめると、

「お金の風通しがいいところ」とは、個人の銀行口座ではなく、金融市場のことを指す。

「お金が腐る」という表現の意味は、金融市場ではお金の価値が常に最新で更新されていることから新鮮な状態であるのに対し、
個人の銀行口座では、お金の価値がそのままの状態で置かれているため最新ではないことを表している。

お金に対する正しい知識を持っておくことと、投資をすることこそ大切なことは無いということに気づくこと。

です。

とにかく、お金に対しての勉強をする人が少なすぎます

結局、お金で困ってしまう人生を生み出している原因は、

所得が低いだとか、出費が多いだとか、無駄遣いが過ぎるだとか、

そんなことばかりのせいにしているからです。

お金で困ってしまう人生を生み出しているのは、

正しくは、お金の勉強をしていないから

です。

今回はとりあえず、お金は腐るんだということだけ心に留めておいて頂ければいいと思います。

あと、お金に対する知識と価値観を今より180°変えることができれば、

人生も180°変わります。

こうやって、ちゃんとした形をとってお金を動かせられる自分となれば、

自分の人生も思った方向に動かせられるようになるということなのです。


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