みなさんは、もちろん保険は色々と備えていらっしゃることでしょう。
その中で、変額保険で備えられている方はいらっしゃいますか?
それよりも、変額保険という名前を聞いたことが無いって方の方が
実のところ大半ではないでしょうか。
それだけ無名な変額保険、どこか不安な雰囲気が伝わってくるネーミングですが、
なぜそんな信頼が得られないようなイメージがあるものが、この世の中に保険として存在しているのか。
それは、凄い効果を生み出すことができる保険だからなんです。
今回の記事は、
- 保障を確保しながら資産運用効果も得て、お金を増やしたい人
- 資産運用をしたいけど投資は怖いし、預貯金でも何かと不安な人
- 今すぐ使うことが無い退職金を増やして行きながら、相続時でも確実に引き継がせたい人
へ向けて書いています。
はたからみて「それって大丈夫なの?」が付きまとうものが、なぜ世の中に公開されているのか。
それには、大きな理由があり、大きな影響を与えているからなんですね。
的を専門的に狙える商品というわけです。
私は最近、記事の連載内容を投資向けとしていて、それをあえて啓発させて頂いてますが、
それも、これから徐々に訪れてくる社会的問題に世の中が巻きこまれて行かないように、
必要性を唱えて行き世の中にその教育を根付かせようとしているからです。
それを踏まえて今回は、保険なのに投資をしている?ようなこの変額保険のことを
皆さんにご紹介してみたいと思います。
変額保険とは

変額保険とは、将来に受け取れる金額が決まっていない保険です。
そうやって聞くと、「え?それって大丈夫なの?」と思うかも知れません。
確かにどこか、恐いですよね。
この保険、どちらかというと投資に近いのです。
投資に保険の効力が付いているような金融商品なのです。
前回までの記事でもご紹介した、iDeCoやNISAという制度も将来に受け取れる金額は決まってなかったですよね。
基本的に金融商品は、預貯金と定額保険以外で資産運用をすると、将来に受け取れる金額は約束されないようになっています。
なのでこの変額保険も、将来に受け取れる金額は基本的に約束されていません。
変額保険の種類は、2つです。
それは、死亡保障と個人年金です。
正式名称は、死亡保障を変額保険といい、個人年金を変額個人年金といいます。
この2つは、受け取り方と払い方が若干違うだけで、保険のしくみは同じものなんです。
正しくは、運用のしくみが一緒で、用途に合わせて払い方と受け取り方が2通りに分けてあるってだけです。
どちらも共通しているのは、契約期間中(個人年金の場合は払込期間中)に亡くなったら死亡保険金が支払われます。
この死亡保険金だけは、受け取れる金額が決まっているんです。
だから、投資なのに保険として販売されているんですね。
具体的には、変額保険では運用実績によって変動しますがが最低死亡保障額は保障され、変額個人年金では一時払いとして払い込んだ場合の保険料相当額が死亡保険金として支払われるようになっています。
では、どこが変額なのかというと、投資と同じで積み立てて行くお金が運用結果によって動くのです。
よって、解約時の解約返戻金や満期時の満期保険金、年金受取時の年金額への最低保障はなく、
運用実績に基づいてこれらの金額は決定されます。
定額保険と変額保険
世の中は定額保険が主流です。
なぜかというと、保障とは万が一の時にいくらお金が要るのかに対して
お金をしっかりと確保できるようにするためのアイテムであるからです。
定額保険とは、万が一の時にもらえるお金の金額が決まっている保険です。
決まっているからこそ、万が一である大変な時にアテになるわけです。
でも実は、定額保険は大変ではない時にはアテになりません。
どうしてかというと、保障を使っている時ではない払い込んでいる最中においては、
逆に元本が割れるようになっているからです。
これが変額保険ではどうでしょう?
変額保険は、定額保険と同様に、保障を使っていない時の払い込んでいる最中では元本が割れることがありますが、
逆に割れないで増えていることもあるのです。
ここが、定額保険にはないところです。
なのに、 定額保険と同じように、万が一の時にもらえるお金の金額は決まっているんです。
変額保険は、保障で受け取る際では金額が約束され、中途換金時や満期受取時では運用結果次第で受け取れる金額が変わることから、変額保険といわれるんです。
変額保険の凄いところと弱点
変額保険は、iDeCoほどの節税効果は無いですが、それでも近いような節税効果があります。
詳しくは、支払っている掛金に対する所得税・住民税の軽減についてはiDeCoのようにその全額が対象ではなく、その中の何割分かとなります。
いわゆる、生命保険料控除への対象として計算される関係で、掛金はストレートに全額を控除にするよ!とはされないわけです。

でも、iDeCoと同じように、運用によって得た利益への課税がありません。
正式にはiDeCoと同様で、受取時に受け取り方によって税金を計算した後、課税があれば納税する形となるので、
将来に繰り延べされる形となっています。
それに、定額保険で資産を運用しようと定額保険の死亡保障や個人年金を利用する場合、
2021年現在、運用金利が3%程度を最大としている商品しかありません。
定額保険ではその最高金利を出すためにどうしているかというと、
米ドルや豪ドル(アメリカやオーストラリアの国債を中心に運用するしくみ)などの
金利の高い通貨へ円を投資することによって高金利を叩き出す方法をとっています。
これが、変額保険ではどうしているのかを知っていますか?
なんと変額保険では、米国や海外先進国の企業の株式を組み入れてポートフォリオを作り運用をしていくようにしていることから、
定額保険のように金利を3%だと約束することはしてませんが、
変動しながらも優に10%を超えて運用できるように取り組んであるのです。
逆に、経済にダメージが現れるような情勢の時代では金利が0%以下となることだってあり、
元本への欠損が発生するリスクもあります。
ですがこの時代、保険商品の中で運用金利が5%を超えるようなものは、リスクとリターンが存在する変額保険しかないのです。
そう考えると、定額保険は3%を約束していてアテになっているかもしれませんが、
例えば変額保険が5%から10%の間をずっと上がり下がりしていたとしたら、
金利が動くことが怖いのではなく、逆に動かないことがいかに怖いことなのかに気づくのではないでしょうか?
変額保険を活用すると優れた効果を発揮できる物事とは

そしてこの変額保険、特に変額個人年金は、実はiDeCoとほぼほぼ同じしくみな年金制度です。
掛金は自分で設定できるし、運用する商品は保険会社のDCプランナーのアドバイスの元に選択できるしと、お金の入口と出口を自身で設定できるからです。
確かに定額の個人年金でも掛金を自分で設定できるのですが、運用する商品はもう決まっているので
運用商品の自由設定はできません。
定額保険は、運用する商品を保険会社が決めているからこそ、将来受け取れる金額が決まっているのです。
って考えると、変額保険や変額個人年金は株式や株式投資信託を運用商品として選べることから、
変額保険はNISA、変額個人年金はiDeCoにスペックがそっくりだということなんです。
高い利回りを見込めるし、定額保険とは違い中途引き出しの手数がほぼかからないし、
元本投入の追加投入も手数なく可能だしと、自由度が高いので人生設計しやすい。
よって、変額保険や変額個人年金は、老後2000万円問題の解決へや、
死後整理資金や相続資金を確保しながら住宅ローンの頭金を確保したり、
資産を形成しながら不労所得を得て、給与や事業の収入に上乗せする所得へとできるのです。
まとめ:変額保険は投資信託に保障が付いている凄い商品だった

いかだだったでしょうか?
「それってなに」?とか、「それは怖いから結構だわ。。」っていうイメージから、
「それならちょっと関心を向けてみようかな?」や、「もうちょっと詳しく聞かせてくれない?」というイメージへ、
どこか変わって行っているのではないかと思います。
改めて変額保険とは、将来に受け取れる金額が決まっていない保険です。
投資に保険の効力が付いているような金融商品だったということですね。
変額保険の種類は2つだけで、それが死亡保障と個人年金でした。
それらの名称が、死亡保障は変額保険、個人年金は変額個人年金です。
変額保険と変額個人年金は、死亡保険金だけは受け取れる金額が決まっています。
よって、どこが変額かというと、解約返戻金や満期保険金や受取年金額が変額となっていて、
運用実績に基づいてこれらの金額は決定されるということでした。
変額保険には節税効果があり、iDeCoほどでは無いですが、近いような効果があります。
支払っている掛金に対する所得税・住民税の軽減についてはiDeCoのようにその全額が対象ではなく、その中の何割分かとなるということでした。
そして、iDeCoと同じく、運用によって得た利益への課税はありません。
将来に繰り延べされるからでしたね。
変額保険は、株式を組み入れてポートフォリオを作り運用をしていくようにしていることから、
金利の約束ができないとしても、10%を超える高金利をも実現できる保険商品です。
逆に、経済にダメージが現れるような情勢の時代では金利が0%以下となることだってあり、
元本への欠損が発生するリスクもあります。
この変額保険の凄いところと弱点をまとめると、
凄いところ | 通常の定額保険では設定できないような高金利で運用できる可能性がある。 課税繰り延べ効果により、利益を元本へ再投資し続けられ、複利効果でより資産を増やすことができる。 |
弱点 | 所得税と住民税への控除が掛金の全額ではなく、生命保険料控除の一般生命保険料控除枠への該当とされ、所得税40000円・住民税28000円が最大となる。 運用金利がマイナスになる可能性もあり、元本割れすることがある。 |
となります。
この変額保険では、特に変額個人年金はiDeCoとほぼほぼ同じしくみで、
掛金を自分で設定し、運用する商品も専門家のアドバイスの元に選択し、お金の入口と出口を自身で設定して年金を積立運用します。
普通の保険となる定額保険ではありえない、株式や株式投資信託を運用商品として選べることから、
変額保険はNISA、変額個人年金はiDeCoにスペックがそっくりだということでした。
なので変額保険や変額個人年金は、老後2000万円問題の解決へや、
死後整理資金や相続資金を確保しながら住宅ローンの頭金を確保したり、
資産を形成しながら不労所得を得て、給与や事業の収入に上乗せする所得へとできるのです。
でもまだまだ世の中の方々は、投資となればどこか怖さが付きまとい、その一歩が踏み出せなかったり、
けど100万円以上のお金を預貯金でそのまま置き続けることや、将来に向けて長期的に積み立てをしていきたくてもインフレに不安があったりで、預貯金にも首をかしげたりすることがあると思います。
だからこそそんな方には、最低限の保障が付いているこの、変額保険を活用するのが一番ピッタリなのでは?と私は思います。
そして、投資信託と同様に、もっと具体的に例えるのなら「つみたてNISA」と同じように、
積み立て中の元本をいつでも引き出すことができるから(投資信託と同じように手数料がかかる場合がありますが)、
ファイナンシャルプランニングに使えるんですね。
実はこれが、一番の大きなポイントなんです。
資産を運用し、目的とされる将来の出来事にちゃんとお金を間に合わせるためには、
しばりのある数字が約束された商品では、枠を飛び越えて達成するというトリッキーなことができないとこから、
お金を間に合わせるとこができないことだってあるのです。
変額保険は、普通の保険ではありえない、現状を打破することができる可能性を持っている保険だったのです。
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