私の職業は、ライフチェンジングコーチです。
皆さんはこの「ライフチェンジングコーチ」というジョブを、聞いたことがあるでしょうか?
これ、実は、私が自作で名乗っている職業名です。
コンサルタントの仕事をしている方によくある、オリジナルカテゴリーってやつですね。
けどこの広い世界ではすでに、そのネーミングで活躍している方も他にいらっしゃいます。
このライフチェンジングコーチがどんな仕事をしているのかというと、
単に、パーソナルコーチングとファイナンシャルプランニングを行っています。
その業務の形式に決まりは無いのですが、属性としては、
パーソナルコーチングを主体にし、それにファイナンシャルプランニングのスキルを織り交ぜて行う形だったり、
逆にファイナンシャルプランニングを主体とし、それにパーソナルコーチングのスキルを織り交ぜて行う形だったりと、
その2つのメニューを上手く合わせて行うタイプのコンサルタントだと思っていただければいいでしょう。
コーチングを行うと、同時にお金に関する問題も付きまとっていることが多々あり、
その傾向に合わせて、併せてファイナンシャルプランニングも行った方が、
結果的に解決することがあります。
そこにフォーカスしている、独自性と専門的強みがあるコンサルタントなんです。
もちろん、それぞれのメニューを別々でも実施しています。
私は、元々がファイナンシャルプランナーとしての活躍で今に至っているので、
皆さんからの印象は、どちらかと言えば、お金の先生の方だと思います。
そんな私がよく感じることなんですが、世の中がファイナンシャルプランナーのことを「FP」と略して呼称することがありますが、
このFPが具体的にどんな業務内容をやっている仕事なのかとか、
どんな作業をしているのかとか、そんな質問がある度に、
今まで「お金の専門家です。」とか、「お金のドクターです。」と、一言で表すことがあっても、
その仕事の中身までお伝えすることはなかったので、
今回、FPがどんな業務をやっているのか、どんな位置で動いているのか、
その作業によってどんな効果を生み出しているのかを、今だからこそ解説してみたいと思います。
FPは、具体的にどんな業務を行っているの?

FPが行っている具体的な業務は、主にこの3つとなります。
1つ目は、執筆業務です。
FPが持っているお金の知識や考え方を、新聞や雑誌、あるいはマスコミやブログなどのメディア上で読み物にして公開し、
お役立ち情報としてお届けしながら、世の中の関心を啓発したりリテラシー度合いを高めていったりする、コンテンツ業務です。
皆さんも、自分の関心があることがタイトルになっている雑誌がコンビニに置いてあると、目に留まっては立ち読みしたくなりますよね?
そんな感じで、人は気になる情報が載っていると感じた書物を読んでは、その掲載内容を実生活に役立てながら暮らしているものなので、それらの記事の執筆をします。
2つ目は、講師業務です。
講堂や教室などで講演や授業をし、お金のことを直接教育したり、スポット的にアドバイスしたりと、
出前形式で勉強会を開催する、セミナー業務です。
セミナー開催のお知らせチラシを目にしたことがあると思いますが、そのようなものです。
生活していると、必ず悩みや心配ごとがあると思いますが、
その問題が発生してしまう仕組みや、それを解決するコツを簡単にレクチャーして、
その場で学ぶ内容がすぐ生活に活かせるように講義解説します。
3つ目は、相談業務です。
これは、世の中の人から実際に相談を受けて、その相談の内容を聴いて問題の原因解析をし、
それに合う適切な処方箋を用いて資金の計画をし、解決までの動線を作りそれを助言する、コンサルティング業務です。
上記の、執筆や講師の業務などで提供した情報が、その困っている人に対して何かしらのヒントとなった時、その人は解決に向けて行動したくなるものです。
そして、そのアクションをどのように起こしたらいいのかを相談されたい流れとなれば、
私達が専門家として、具体的な望みをお聴きし、そのための行動の計画を一緒に立て、解決までの道しるべを示しながら、解決までをサポートします。
FPは、計画をして、施工はしない

3つ目の相談業務において、お金の問題を見える化するために資金の計画を立てる作業というのがあるのですが、
この計画作業って、この作業の実施自体に、問題解決処理効果は発生しません。
実は、直接の問題解決の為に行う施工業務を、FPは一切行わないのです。
というか、ファイナンシャルプランニング技能士としては、行ってはならないのです。
金融商品を販売して問題を解決したり、司法や行政の手続きやその書面を作成したり、
税務会計処理や決算処理をしたり、不動産を販売したり仲介したりなど、
お客様へ直接な解決処理を施せるのは、専門士業の先生や販売資格を有しているからだけが行えるからなんです。
なので、FPとして行うこととは、どの士業の先生を紹介したらいいのかを診断することが役目となっています。
FPとは、計画と助言をするコンサルタントなんです。いわゆる、設計士ですね。
建築で言えば、お客様からのご要望をお聴きしながら、ご希望に沿うようにデザインをしたり、図面を書いたりして提案やアドバイスする、工務店と同じなのです。
ちなみに、こちらの記事で、私D.Oが行っているファイナンシャルプランニングの様子を公開していますので、是非こちらも参考にしてみてください。
FPは、お金のことで迷子になった人を、出口へ導く案内人

ということでFPは、さまざまなお金の専門家を手配して、紹介する士業だったのです。
その立場から、幅広い知識を用いて、世の中にリテラシーの普及をしながら、人生に訪れるお金のかかることを予告していき、広報する機能を果たします。
よってFPは、そのお金の悩みに迷い込んで出口が分からくなった人を、探し出して道案内するのが仕事となります。
お金の悩みで人生が迷子になってしまっている人を見つけ出したら、
その人へ、総合窓口より、適切な搭乗口の選択をして、
どの解決先へフライトするのがいいのかを案内します。
そして、その乗った飛行機が解決先に到着するまでの間、飛行機を操縦・運転するのが、専門士業の先生の担当となっているわけなんですね。
まとめ:FPは、お金を企画するディレクター

このFPの仕事を、一つのプロジェクトに例えると、
FPが企画のディレクター役を担当し、各専門家が現場に行ってパフォーマンスを施す役を担当します。
そう、FPは、タレントを派遣するプロダクションのようなことをしているんですね。
ただし、その求められているニーズに対して、最適で優れたタレントが派遣できないといけないわけなので、
その企画力・設計力・判断力がセンスとして問われる、重要な役割を担います。
言うなれば、進行役、旗振り、舵取り、コントローラーですね。
FPを含め、専門士業で活躍する業種のことを別名「サムライ業」といいますが、
みんな基本一匹狼で、立派な腕前と名刀を持って活躍しているわけです。
それら、それぞれのプロが、持ち場を担当していく仕事のカタチだからこそ、
相談者様が抱えている人生上での長い戦いを、
見事に打ち破り勝ち抜いていくことができるのです。
FPは、現場のリーダーであり、監督なんです。
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